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会員限定感染性心内膜炎多施設・無作為化・非劣性試験N Engl J Med 2019読了 約4分

安定した左心系感染性心内膜炎は点滴から経口抗菌薬へ切り替え可能 ― POET

Iversen. 安定した左心系感染性心内膜炎は点滴から経口抗菌薬へ切り替え可能 ― POET(POET). N Engl J Med 2019;380(5):415-424.(DOI: 10.1056/NEJMoa1808312)

左心系の感染性心内膜炎で、10日以上の点滴で安定した患者を対象に、点滴の継続 vs 経口2剤への切り替えを比較。6か月時の複合エンドポイント(死亡・予定外手術・塞栓・再発)は 9.0%(経口)vs 12.1%(点滴)で経口が非劣性。安定例では経口スイッチで入院期間を短縮でき、長期追跡でも再発の増加なし。

Background

背景・CQ

左心系の感染性心内膜炎(IE)は、伝統的に最長6週間の点滴抗菌薬で治療され、長期入院・ライン関連合併症の負担が大きい。多くの合併症は治療後半よりも初期に起こることが知られる。

クリニカルクエスチョン

いったん安定したら、残りを経口抗菌薬に切り替えても、点滴継続と同等に安全・有効か?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

左心系IE(自己弁・人工弁)で臨床的に安定し、起因菌がレンサ球菌・Enterococcus faecalis・黄色ブドウ球菌・コアグラーゼ陰性ブドウ球菌のいずれか。点滴を10日以上(弁手術後は1週間以上)施行済み(n=400)。

I
Intervention ・ 介入

経口2剤へ切り替え(条件が整えば外来で治療継続)(201例)。

vs
C
Comparison ・ 対照

点滴抗菌薬を継続(入院のまま)(199例)。

O
Outcome ・ 評価項目

治療終了から6か月時点の複合(全死亡・予定外の心臓手術・症候性塞栓イベント・主要起因菌による菌血症の再発)。

方法:多施設・無作為化・非劣性試験(デンマーク、2011〜2017年)。非盲検(オープンラベル)。経口レジメンは感受性に基づき担当医が選択。退院前に経食道心エコー等で安定を確認。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。