増悪予防はLAMA(チオトロピウム)がLABA(サルメテロール)に優る—単剤を選ぶならLAMA ― POET-COPD
Vogelmeier. 増悪予防はLAMA(チオトロピウム)がLABA(サルメテロール)に優る—単剤を選ぶならLAMA ― POET-COPD(Tiotropium vs Salmeterol for Prevention of COPD Exacerbations (POET-COPD)). N Engl J Med 2011;364(12):1093-1103.(DOI: 10.1056/NEJMoa1008378 / PMID: 21428765 / NCT00563381)
前年に増悪歴のある中等度〜最重症COPD 7,376人を、チオトロピウム18µg/日(LAMA)vs サルメテロール50µg×2/日(LABA)に無作為化した1年・二重盲検・ダブルダミー試験(プラセボ群なし=両薬ともプラセボに優ることは既知)。主要評価の初回増悪までの時間はチオトロピウムで延長(187日 vs 145日、HR 0.83、17%リスク減、P<0.001)、初回重度増悪までの時間も延長(HR 0.72)、年間の中等度/重度増悪(RR 0.89)・重度増悪(RR 0.73)も低減。安全性は同等。「増悪予防では、LAMA(チオトロピウム)がLABA(サルメテロール)に優る」を直接対決で示し、単剤の長時間作用性気管支拡張薬を選ぶならLAMAという原則を確立した。
背景・CQ
ガイドラインはLAMAまたはLABAを推奨するが、どちらが増悪予防に優れるかは不明だった。
増悪歴のあるCOPDで、LAMAはLABAより増悪を予防するか?
研究デザイン(PICO)
中等度〜最重症COPD、前年に増悪歴あり(n=7,376)。
チオトロピウム18µg(HandiHaler)1日1回(LAMA)(n=3,707)。
サルメテロール50µg(MDI)1日2回(LABA)(n=3,669)。
初回の中等度/重度増悪までの時間。副次:重度増悪・年間増悪率・死亡。
方法:1年・無作為化・二重盲検・ダブルダミー・並行群間・多施設・国際。プラセボ群なし(comparative-effectiveness設計)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。