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会員限定食物アレルギー(ピーナッツ)RCT・多施設・並行群間・1対1割り付けN Engl J Med 2026読了 約4分

妊娠中・授乳中に卵とピーナッツを多く食べると子の食物アレルギーは減るか(PrEggNut)

Palmer DJ. 妊娠中・授乳中に卵とピーナッツを多く食べると子の食物アレルギーは減るか(PrEggNut)(Trial of a Maternal Diet Rich in Eggs and Peanuts to Reduce Infant Allergy (PrEggNut)). N Engl J Med 2026.(DOI: 10.1056/NEJMoa2605659 / PMID: 42748429 / ACTRN12618000937213)

医師の診断を受けたアレルギー疾患を持つ血縁家族が2人以上いる胎児を妊娠中の女性を対象に、妊娠23週前から出生後4か月の授乳期まで、「週に卵6個以上・ピーナッツ60粒以上」の高摂取群1,070例と、「週に卵3個以下・ピーナッツ30粒以下」の標準摂取群1,067例へ1:1で割り付けた多施設ランダム化試験。主要評価項目の「1歳時点の児のIgE依存性の卵またはピーナッツアレルギー」は高摂取群 83/1,066例(7.8%)、標準群 89/1,064例(8.4%)で、相対リスク 0.93(95%CI 0.69–1.26)、P=0.65。安全性も両群で同様だった。「母体の食事で先回りする」という発想を、2,000例超のランダム化試験で検証して否定した一本。

Background

背景・CQ

食物アレルギーにつながる免疫反応は、固形食を始める前の早い時期から生じている可能性がある。そこで子宮内や母乳を通じた食物アレルゲンへの曝露を、乳児の食物アレルギー予防の戦略として使えるのではないかという仮説が提唱されてきた。しかしランダム化試験による根拠は不足していた。

クリニカルクエスチョン

妊娠中と授乳中に卵とピーナッツを多く摂取すると、1歳時点の児の卵・ピーナッツアレルギーは減るか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

胎児に、医師の診断を受けたアレルギー疾患を持つ血縁家族が2人以上いる妊婦 2,137例(高摂取群1,070例、標準群1,067例)。多施設。

I
Intervention ・ 介入

高卵・高ピーナッツ食。週に卵6個以上・ピーナッツ60粒以上を、妊娠23週前から生後4か月の授乳期まで継続(1,070例)

vs
C
Comparison ・ 対照

標準的な卵・ピーナッツ食。週に卵3個以下・ピーナッツ30粒以下(1,067例)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=生後1歳時点の児のIgE依存性の卵またはピーナッツアレルギー。副次=安全性

方法:RCT・多施設・並行群間・1対1割り付け。適格となったのは、胎児に医師の診断を受けたアレルギー疾患を持つ血縁家族が2人以上いる妊婦である。介入期間は妊娠23週になる前から出生後4か月の授乳期までで、食事内容を高卵・高ピーナッツ食と標準食に割り付けた。主要評価項目は生後1歳時点の児のIgE依存性の卵またはピーナッツアレルギー。高摂取群1,070例、標準群1,067例が割り付けられ、主要評価項目は1,066例/1,064例で評価されている。資金は Australian National Health and Medical Research Council ほか。試験登録は Australian New Zealand Clinical Trial Registry ACTRN12618000937213。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。