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会員限定膵癌RCT・第3相・多施設・無作為割付N Engl J Med 2018読了 約7分

切除後膵癌への術後補助 mFOLFIRINOX vs ゲムシタビン(PRODIGE 24)

Conroy T. 切除後膵癌への術後補助 mFOLFIRINOX vs ゲムシタビン(PRODIGE 24)(FOLFIRINOX or Gemcitabine as Adjuvant Therapy for Pancreatic Cancer (PRODIGE 24/CCTG PA.6)). N Engl J Med 2018.(DOI: 10.1056/NEJMoa1809775 / PMID: 30575490 / NCT01526135)

転移性膵癌ではフルオロウラシル+ロイコボリン+イリノテカン+オキサリプラチン(FOLFIRINOX)がゲムシタビンより全生存を延ばすことが分かっていた。本試験は、切除された膵管腺癌 493例を、modified FOLFIRINOX とゲムシタビンに無作為に割り付け、いずれも24週間投与した。主要評価項目は無病生存。追跡期間中央値 33.6か月で、無病生存中央値は 21.6か月 vs 12.8か月(層別ハザード比 0.58、95%CI 0.46–0.73、P<0.001)、3年無病生存率は 39.7% vs 21.4%。全生存中央値は 54.4か月 vs 35.0か月(層別ハザード比 0.64、95%CI 0.48–0.86、P=0.003)、3年全生存率は 63.4% vs 48.6%。一方で Grade 3 または 4 の有害事象は 75.9% vs 52.9% と mFOLFIRINOX 群で明らかに多く、ゲムシタビン群で1例が毒性(間質性肺炎)により死亡した。

Background

背景・CQ

転移性膵癌の患者では、フルオロウラシル・ロイコボリン・イリノテカン・オキサリプラチンの併用化学療法(FOLFIRINOX)がゲムシタビン療法より全生存を延長することが示されていた。では、この強力なレジメンを「切除後の補助療法」の場に持ち込んだらどうなるのか。

クリニカルクエスチョン

切除された膵管腺癌の術後補助療法として、modified FOLFIRINOX はゲムシタビンより無病生存を延長するか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

切除された膵管腺癌(resected pancreatic ductal adenocarcinoma)の患者 493例

I
Intervention ・ 介入

modified FOLFIRINOX(オキサリプラチン 85 mg/m²、イリノテカン 180 mg/m²〔プロトコルで規定された安全性解析後に 150 mg/m² へ減量〕、ロイコボリン 400 mg/m²、フルオロウラシル 2400 mg/m² を2週ごと)を24週間

vs
C
Comparison ・ 対照

ゲムシタビン 1000 mg/m² を4週ごとの第1・8・15日に投与、24週間

O
Outcome ・ 評価項目

主要=無病生存(disease-free survival)。副次=全生存、安全性

方法:RCT・第3相・多施設・無作為割付。493例を modified FOLFIRINOX 群とゲムシタビン群に割り付け、いずれも24週間投与した。主要評価項目は無病生存で、ハザード比は層別解析により算出された(無病生存については「がん関連イベント、二次がん、または死亡」に対する層別ハザード比)。追跡期間中央値は33.6か月。資金は R&D Unicancer ほか。試験登録は ClinicalTrials.gov NCT01526135、EudraCT 2011-002026-52。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。