PTSDに向き合う治療――持続エクスポージャーは地域でも効く(Foa 2005)
. PTSDに向き合う治療――持続エクスポージャーは地域でも効く(Foa 2005)(Randomized Trial of Prolonged Exposure for PTSD With and Without Cognitive Restructuring). J Consult Clin Psychol 2005;73:953-964.(DOI: 10.1037/0022-006X.73.5.953 / PMID: 16287395)
トラウマを"避ける"のではなく、安全な枠組みで"向き合う"ことで回復する――それが持続エクスポージャー(PE)です。Foaらの試験は、PEがPTSDと抑うつを確実に減らし、しかも大学病院だけでなく地域のクリニックでも同じように効くことを示しました。認知再構成を足しても上乗せはなし。PTSD治療のゴールドスタンダードを5分で。
背景・CQ
PTSDの中核は、トラウマ記憶と関連刺激への回避です。回避は短期的に苦痛を下げますが、長期的には症状を維持します。エクスポージャー(記憶への想像曝露+現実場面への曝露)で「思い出しても危険は起きない」と再学習させるPEが有効とされてきましたが、専門機関を離れた"地域の現場"でも同じ効果が出るかが課題でした。
研究デザイン(PICO)
- P:慢性PTSDをもつ女性の暴行被害者171例
- I/C:①PE単独 ②PE+認知再構成(PE/CR) ③待機リスト(WL)
- O:PTSD症状・抑うつ・社会機能(治療前後+3/6/12か月)。実施場所=大学治療センター vs 地域のレイプ被害者クリニック
方法:無作為化比較。1回90分前後を9–12セッション。盲検評価者が判定。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。