POT+側枝拡張とキッシングバルーンはステント圧着が同等(適切径+OCT最適化が鍵)― PROPOT
Watanabe. POT+側枝拡張とキッシングバルーンはステント圧着が同等(適切径+OCT最適化が鍵)― PROPOT(Proximal Optimization Technique vs Final Kissing Balloon in Bifurcation PCI (PROPOT)). EuroIntervention 2021;17(9):747-756.(DOI: 10.4244/EIJ-D-20-01386)
分岐部病変120人を、POT(近位部最適化技術)+側枝拡張 vs キッシングバルーン(KBT)に無作為化し、OCTで評価したステント圧着不良(malapposed strut)率を主要評価とした、POTの臨床的意義を問う初のRCT。主要評価は両群で差なし(ステント近位 10.4% vs 7.7%、p=0.33 ほか)。jailed strut・内腔/ステント面積・偏心指数も同等。「適切径のバルーンとOCT最適化を行えば、POT+側枝拡張も最終キッシングも圧着は同等」を示した。POTは簡便で手技負荷が小さいステント最適化手技として位置づけられる。
背景・CQ
分岐部のクロスオーバーMVステント後、側枝開存・jailed strut除去にキッシング(KBT)が用いられるが、近年その有効性が問われている。
POT(近位部を太いバルーンで最適化)は、KBTに比べステント圧着で優れるか?
研究デザイン(PICO)
実臨床の冠動脈分岐部病変(n=120、15施設、プロビジョナル)。
POT+側枝拡張(SBD)(n=57)。
キッシングバルーン(KBT)(n=58)。
最終OCTでのmalapposed strut率。副次:jailed strut率・内腔/ステント面積・偏心指数。
方法:無作為化・多施設・非盲検。OCTをベースライン・側枝ワイヤー再交差直後・最終に施行。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。