RAFT-AF試験:心不全に合併した心房細動を、アブレーションで攻めるべきか
Parkash R, et al. Randomized Ablation-Based Rhythm-Control Versus Rate-Control Trial in Patients With Heart Failure and Atrial Fibrillation: Results from the RAFT-AF trial. Circulation. 2022;145(23):1693-1704.(DOI: 10.1161/CIRCULATIONAHA.121.057095 / PMID: 35313733 / NCT01420393)
NYHA II〜IIIの心不全に高負荷の心房細動を合併した411例を、アブレーションによるリズム制御とレート制御に割付。全死亡と心不全イベントの複合は23.4% vs 32.5%、HR 0.71(0.49–1.03)、p=0.066で有意差に届かず、無益と判断されて早期中止となった。ただしLVEF・6分間歩行距離・NT-proBNP・QOLはいずれもアブレーション群で有意に改善している。「効いてはいるが、硬いアウトカムには届かなかった」試験。
背景・CQ
心房細動と心不全はしばしば併存し、治療が難しい。
薬物によるリズム制御はレート制御に優ることが示されていない。そこで、アブレーションによるリズム制御ならば臨床アウトカムを改善できるかを検証した。
心不全と心房細動を併せもつ患者において、アブレーションによるリズム制御はレート制御より臨床アウトカムを改善するか?
研究デザインの読み方(PICO)
高負荷の発作性(6か月で4回超)または持続性(3年未満)心房細動があり、NYHA II〜III の心不全、かつ NT-proBNP 高値の患者 411例
アブレーションによるリズム制御 214例
レート制御 197例
全死亡 と 全心不全イベント の複合。最短2年の追跡
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。