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会員限定嗜癖・禁煙RCT・単施設・二重盲検・プラセボ対照Lancet 2026読了 約5分

肥満を合併するアルコール使用障害への週1回セマグルチド

Klausen MK. 肥満を合併するアルコール使用障害への週1回セマグルチド(Once-Weekly Semaglutide versus Placebo in Alcohol Use Disorder with Comorbid Obesity). Lancet 2026.(DOI: 10.1016/S0140-6736(26)00305-3 / PMID: 42070571 / NCT05895643)

アルコール使用障害は世界の死亡の5%を占めるが、治療の選択肢は乏しい。前臨床と初期の臨床研究で、GLP-1受容体作動薬セマグルチドが飲酒量を減らす可能性が示唆されていた。デンマークの単施設で、中等症〜重症のアルコール使用障害と肥満を併せ持ち、治療を求めて受診した108例を、週1回セマグルチド2.4mg皮下注とプラセボ(生理食塩水皮下注)に1:1で割り付け、両群とも標準的な認知行動療法を併用して26週間治療した。主要評価項目は26週後の大量飲酒日数の減少。セマグルチド群はベースラインから −41.1ポイント(95%CI −48.7〜−33.5)、プラセボ群は −26.4(−34.1〜−18.6)で、推定群間差 −13.7ポイント(95%CI −22.0〜−5.4)、p=0.0015。有害事象は一過性で、多くは軽度〜中等度の消化器症状だった。

Background

背景・CQ

アルコール使用障害は世界の年間死亡の5%を占め、新しい治療介入が強く求められている。前臨床研究と初期のヒト研究では、GLP-1受容体作動薬セマグルチドが飲酒を減らす可能性が示唆されていた。

クリニカルクエスチョン

肥満を合併する治療希望者のアルコール使用障害で、週1回セマグルチドは大量飲酒日を減らすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

中等症〜重症のアルコール使用障害と肥満を併せ持ち、治療を求めて受診した参加者 108例(女性53例、男性55例)。デンマークの単施設

I
Intervention ・ 介入

セマグルチド 2.4mg 週1回皮下注+標準的な認知行動療法(54例)

vs
C
Comparison ・ 対照

プラセボ(生理食塩水)週1回皮下注+標準的な認知行動療法(54例)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=26週間の介入後に評価した大量飲酒日数の減少。副次=アルコール関連および身体的な複数のアウトカム。安全性

方法:RCT・単施設・二重盲検・プラセボ対照。26週間。1:1 割り付け。主要評価項目は ANCOVA モデルで解析し、intention-to-treat の原則に従った。欠測アウトカムは多重代入で処理した。安全性は治療を受けた全例で評価した。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。