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会員限定尿路感染症後ろ向きコホート研究JAMA Pediatr 2016読了 約5分

発熱性尿路感染症で抗菌薬開始が遅れると腎瘢痕は増えるか ― 482例のコホート

Shaikh N. 発熱性尿路感染症で抗菌薬開始が遅れると腎瘢痕は増えるか ― 482例のコホート(Early Antibiotic Treatment for Pediatric Febrile Urinary Tract Infection and Renal Scarring). JAMA Pediatr 2016.(DOI: 10.1001/jamapediatrics.2016.1181 / PMID: 27455161)

抗菌薬治療の開始の遅れと腎瘢痕形成の関連について、既存のデータは一貫していなかった。本研究は既に実施された2つの縦断研究(RIVUR試験と Careful Urinary Tract Infection Evaluation Study)のデータを統合した後ろ向きコホート研究で、初回または2回目の尿路感染症を起こした6歳未満の小児を2年間追跡した。曝露は「指標となる尿路感染症に対して抗菌薬を開始するまでの発熱の持続時間」。アウトカムは新規の腎瘢痕で、試験終了時のDMSA腎シンチグラフィでベースラインには存在しなかったphotopenia+輪郭変化が認められることと定義した。解析対象482例のうち女児434例(90%)、白人375例(78%)、膀胱尿管逆流あり375例(78%)、年齢中央値11か月。新規の腎瘢痕は35例(7.2%)に生じた。抗菌薬開始前の発熱持続時間の中央値(25・75パーセンタイル)は、腎瘢痕あり群 72時間(30、120)、なし群 48時間(24、72)p=0.003)。年齢(OR 1.03、95%CI 1.01〜1.05)、ヒスパニック系(OR 5.24、2.15〜12.77)、再発性尿路感染症(OR 0.97、0.27〜3.45)、膀胱直腸機能障害(OR 6.44、2.89〜14.38)も新規腎瘢痕と関連し、これらを補正しても抗菌薬開始の遅れと腎瘢痕の関連は有意なままだった

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。