3か月DAPT後にP2Y12単剤にすると虚血は同等で出血が減る ― SMART-CHOICE
Hahn. 3か月DAPT後にP2Y12単剤にすると虚血は同等で出血が減る ― SMART-CHOICE(P2Y12 Inhibitor Monotherapy After 3-Month DAPT vs 12-Month DAPT (SMART-CHOICE)). JAMA 2019;321(24):2428-2437.(DOI: 10.1001/jama.2019.8146 / PMID: 31237645 / NCT02079194)
韓国33施設のPCI患者2,993人(DES留置)を、3か月DAPT→P2Y12阻害薬単剤 vs 12か月DAPTに無作為化。1年の主要評価MACCE(全死亡・MI・脳卒中)は非劣性(虚血イベントは同等)。出血(BARC 2–5)は2.0% vs 3.4%(HR 0.58、P=0.02)で有意に低下。3年追跡でも虚血は同等で大出血は有意に少ない。「3か月DAPT後にP2Y12単剤へ切り替えると、虚血を増やさず出血を減らせる」を示した、aspirin-drop(P2Y12単剤)戦略の代表的RCT。単剤のP2Y12は任意(クロピドグレル/チカグレロ/プラスグレル)で、実臨床に近い。
背景・CQ
PCI後の長期DAPTは出血を増やす。3か月の比較的短いDAPT後にアスピリンを止めP2Y12単剤へ移行すれば、虚血を保ちつつ出血を減らせるかが問われた。
3か月DAPT→P2Y12単剤は12か月DAPTに非劣性か(虚血)、出血を減らすか?
研究デザイン(PICO)
DES留置のPCI患者(n=2,993、韓国33施設、安定/ACS混在)。
3か月DAPT→P2Y12阻害薬単剤(クロピドグレル/チカグレロ/プラスグレルのいずれか)(n=1,495)。
12か月DAPT(n=1,498)。
1年のMACCE(全死亡・MI・脳卒中)の非劣性。副次:BARC 2–5出血。
方法:多施設・非盲検・無作為化・非劣性(韓国)。3か月でアスピリンを中止しP2Y12単剤へ。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。