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会員限定心不全多施設・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験N Engl J Med読了 約5分

収縮不全心不全へのエナラプリル(SOLVD Treatment)

The SOLVD Investigators. 収縮不全心不全へのエナラプリル(SOLVD Treatment)(Effect of Enalapril on Survival in Heart Failure with Reduced Ejection Fraction (SOLVD Treatment)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJM199108013250501 / PMID: 2057034)

かつて心不全治療は強心薬・利尿薬で"症状"を取るのが中心だった。SOLVDは2569例のHFrEF(EF≤35%)を、ACE阻害薬エナラプリル vs プラセボ(+従来治療)に無作為化。エナラプリルは死亡を16%(35.2 vs 39.7%)、死亡/心不全入院の複合を26%減らした。心不全で過剰に活性化するRAAS(神経体液性因子)を抑えることが予後を改善することを示し、"症状を取る"から"神経体液性因子を抑えて予後を変える"へと心不全治療の思想を転換させた第1の柱。

Background

背景・CQ

心不全では、心拍出量低下を代償しようとRAAS(レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系)や交感神経系が過剰に活性化するが、これが長期的には心臓に負荷をかけ悪循環を生む。従来の強心薬・利尿薬は症状を取るが予後を改善しなかった。ACE阻害薬エナラプリルが、収縮不全心不全(HFrEF)の死亡・入院を減らすかを検証した。

クリニカルクエスチョン

収縮不全心不全(EF≤35%)において、ACE阻害薬エナラプリルは総死亡・入院を減らすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

慢性心不全+左室駆出率(EF)≤0.35の成人 2569例(NYHA II-III中心、従来治療中)

I
Intervention ・ 介入

エナラプリル2.5–20 mg/日

vs
C
Comparison ・ 対照

プラセボ(両群とも従来治療=利尿薬・ジゴキシン等を継続)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=総死亡。副次=死亡または心不全入院

方法:多施設・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験。平均追跡41.4か月(約4年)。米国NIH資金。1991年発表(試験登録制度確立前でNCT記載なし)。無症候例を対象としたPrevention試験も併存。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。