軽症持続型喘息への早期ブデソニド介入(START)
Pauwels RA. 軽症持続型喘息への早期ブデソニド介入(START)(Early intervention with budesonide in mild persistent asthma (START)). Lancet.(DOI: 10.1016/S0140-6736(03)12891-7 / PMID: 12672309)
新規発症の軽症持続型喘息に、症状が軽いうちから毎日少量の吸入ステロイド(ブデソニド)を始める意味はあるのか。STARTは7241例・32か国の大規模試験でこれを問うた古典。3年間の介入で初回の重症喘息イベントが44%減少(HR0.56)し、肺機能も改善。早期からのICS導入が増悪予防につながることを示した。 ※本試験は1996〜1998年登録でClinicalTrials.gov登録制度の確立前。社内番号はAstraZeneca SD-004-0111。
背景・CQ
吸入ステロイド(ICS)の有効性は確立していたが、「発症から日が浅い軽症持続型喘息に、症状が軽いうちから早期にICSを始めるべきか」は未解決だった。
発症早期の軽症持続型喘息で、早期のブデソニド(吸入ステロイド)導入は重症喘息イベントを減らすか?
研究デザイン(PICO)
5–66歳、発症2年以内・週1回以上だが毎日ではない症状を持ち、過去に定期的なステロイド治療歴のない軽症持続型喘息 7241例(32か国・499施設)
ブデソニド400µg(11歳未満は200µg)1日1回+通常治療
プラセボ1日1回+通常治療
主要=初回の重症喘息関連イベント(SARE)までの時間。副次=FEV1、症状、追加薬使用、(小児)成長
方法:3年間の二重盲検・無作為化・プラセボ対照試験(その後さらに2年のオープン期)。タービュヘイラーで吸入。解析はintention-to-treat。1996年10月〜1998年1月に登録、解析対象は7165例(ブデソニド3597・プラセボ3568)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。