HIVはCD4が高くても即時ART開始で重篤イベント・死亡を57%減 ― START
Lundgren. HIVはCD4が高くても即時ART開始で重篤イベント・死亡を57%減 ― START(Immediate vs Deferred ART (START)). N Engl J Med 2015;373(9):795-807.(DOI: 10.1056/NEJMoa1506816)
CD4>500のHIV陽性者で、即時ART開始 vs CD4<350まで延期を比較。重篤AIDS・重篤非AIDS・死亡の複合は即時1.8% vs 延期4.1%=57%減(HR 0.43)。イベントの多くはCD4>500でも起きていた。CD4にかかわらず全例で速やかにART開始する根拠となったランドマーク。
背景・CQ
ART開始のCD4閾値は段階的に上がってきたが、CD4>500の無症候例でも即時開始が有益かはRCTで未確立だった。
即時ARTは、CD4<350まで待つ戦略より重篤イベント・死亡を減らすか?
研究デザイン(PICO)
ART未治療・無症候のHIV陽性成人でCD4>500/µL(35か国215施設、n=4,685)。
即時ART開始(2,326例)。
延期(CD4<350に低下、またはAIDS発症まで待機)(2,359例)。
重篤AIDS関連イベント・重篤非AIDS関連イベント・全死亡の複合。
方法:国際多施設・無作為化・並行群間(INSIGHT START)。平均約3年追跡で早期に有効中止。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。