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会員限定関節リウマチRCT・単盲検・2施設・並行群間Lancet 2004読了 約5分

関節リウマチを「疾患活動性スコアで管理する」戦略の効果(TICORA)

Grigor C. 関節リウマチを「疾患活動性スコアで管理する」戦略の効果(TICORA)(Treatment Strategy of Tight Control for Rheumatoid Arthritis (TICORA)). Lancet 2004.(DOI: 10.1016/S0140-6736(04)16676-2 / PMID: 15262104)

薬剤を変えたのではなく、外来での見方を変えた試験である。疾患活動性スコア(DAS)を毎月測り、目標に届かなければ治療を強化する「タイトコントロール」戦略と、通常の外来診療とを、2つの教育病院で単盲検無作為化比較した。主要評価項目は DAS の平均低下量と、良好な反応(DAS<2.4 かつベースラインから1.2超の低下)を達成した患者の割合。DAS の平均低下は −3.5 対 −1.9(差 1.6、95%CI 1.1–2.1、p<0.0001)。良好な反応は 45/55例(82%)対 24/55例(44%)(オッズ比 5.8、95%CI 2.4–13.9、p<0.0001)、寛解(DAS<1.6)は 36/55例(65%)対 9/55例(16%)(オッズ比 9.7、95%CI 3.9–23.9、p<0.0001)。しかも追加費用はかからなかったと報告されている。

Background

背景・CQ

関節リウマチの治療には疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)が用いられてきたが、当時、良好な反応が得られるのは一部の患者にとどまっていた。著者らは、薬そのものではなく「外来でどう管理するか」を変えることで成績が改善しうると考えた。具体的には、疾患活動性スコアを定期的に測り、目標に届いていなければ治療を強化し続けるという集中的な外来管理である。

クリニカルクエスチョン

関節リウマチで、疾患活動性を持続的に厳格管理する戦略は、通常の外来診療より良好な反応をもたらすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

関節リウマチ患者 111例(2つの教育病院で183例をスクリーニングして無作為割り付け)

I
Intervention ・ 介入

集中的外来管理(疾患活動性スコアに基づき、目標未達なら治療を強化するタイトコントロール戦略)55例

vs
C
Comparison ・ 対照

通常の外来診療 55例

O
Outcome ・ 評価項目

主要=疾患活動性スコアの平均低下量、および良好な反応(DAS<2.4 かつベースラインから1.2超の低下)を達成した患者の割合

方法:RCT・単盲検・2施設・並行群間。2つの教育病院で実施された。183例をスクリーニングし、111例を集中的管理群と通常診療群に無作為割り付けした。解析は intention-to-treat で行った。主要評価項目は疾患活動性スコアの平均低下量と、良好な反応を達成した患者の割合の2つ。良好な反応は「DAS が2.4未満、かつベースラインから1.2を超えて低下」と定義された。寛解は DAS 1.6未満と定義された。無作為化後に1例が同意を撤回し、試験期間中に7例が脱落した。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。