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会員限定胃癌国際・多施設・非盲検・無作為化・第3相試験Lancet読了 約4分

HER2陽性進行胃癌へのトラスツズマブ併用(ToGA)

Bang YJ. HER2陽性進行胃癌へのトラスツズマブ併用(ToGA)(Trastuzumab plus Chemotherapy for HER2-Positive Advanced Gastric Cancer (ToGA)). Lancet.(DOI: 10.1016/S0140-6736(10)61121-X / PMID: 20728210 / NCT01041404)

乳癌で確立したHER2標的薬トラスツズマブは、HER2陽性の胃癌にも効くのか。ToGAは594例のHER2陽性進行胃/食道胃接合部癌を、トラスツズマブ+化学療法 vs 化学療法に無作為化。全生存は13.8 vs 11.1か月(HR 0.74)と延長し、HER2高発現例ではさらに大きな利益(約16 vs 11.8か月)を示した。胃癌初の分子標的薬として、"バイオマーカー(HER2)で患者を選ぶ"個別化医療を胃癌にもたらした記念碑的試験。

Background

背景・CQ

進行胃癌は化学療法の生存が約1年に留まり、乳癌のような分子標的治療がなかった。HER2(ERBB2)は胃/食道胃接合部癌の約15–20%で過剰発現し、乳癌ではトラスツズマブ(抗HER2抗体)が有効だった。HER2陽性の進行胃/食道胃接合部癌で、化学療法にトラスツズマブを加えると生存が延長するかを検証した。

クリニカルクエスチョン

HER2陽性の進行胃・食道胃接合部癌で、化学療法にトラスツズマブを加えると生存が延長するか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

HER2陽性(IHC3+またはFISH陽性)の進行/転移胃・食道胃接合部腺癌の成人 594例(24か国)

I
Intervention ・ 介入

トラスツズマブ+化学療法(シスプラチン+カペシタビンまたは5-FU、3週ごと×6)

vs
C
Comparison ・ 対照

化学療法単独

O
Outcome ・ 評価項目

主要=全生存(OS)

方法:国際・多施設・非盲検・無作為化・第3相試験。Roche社(トラスツズマブ製造元)資金。NCT01041404。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。