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会員限定輸血医学多施設N Engl J Med 1999読了 約4分

制限的輸血(Hb 7)は寛容的輸血(Hb 10)に劣らない ―「10/30」を覆した

Hébert(TRICC Investigators). 制限的輸血(Hb 7)は寛容的輸血(Hb 10)に劣らない ―「10/30」を覆した(TRICC). N Engl J Med 1999;340(6):409-417.(DOI: 10.1056/NEJM199902113400601 / PMID: 9971864)

出血のないICU患者で、Hb 7で輸血する“制限的”戦略は、Hb 10で輸血する“寛容的”戦略に劣らなかった(むしろ軽症・若年では良好な傾向)。「ヘモグロビン10/ヘマトクリット30」という古い通念を覆し、制限的輸血を標準にした試験。

Background

背景・CQ

ICUでは長く「Hb 10/Hct 30」を目標に輸血していたが、根拠は乏しく、輸血の害(容量負荷・感染・免疫修飾)も懸念されていた。

クリニカルクエスチョン

出血のないICU患者で、制限的輸血は寛容的輸血に劣らないか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

正常血液量・出血なしのICU患者で、入院72時間以内にHb<9(n=838)。

I
Intervention ・ 介入

制限的戦略(Hb<7で輸血・目標 7〜9)(418例)。

vs
C
Comparison ・ 対照

寛容的戦略(Hb<10で輸血・目標 10〜12)(420例)。

O
Outcome ・ 評価項目

30日全死亡。

方法:多施設(22 ICU)・無作為化。活動性出血・慢性貧血・心臓手術直後などは除外。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。