Villanueva試験:急性上部消化管出血は「控えめな輸血(Hb 7未満)」が安全で死亡も少ない
― 「出血したら早めに輸血」を見直した制限的輸血戦略のRCT
Villanueva C, Colomo A, Bosch A, et al. Transfusion Strategies for Acute Upper Gastrointestinal Bleeding. N Engl J Med. 2013;368(1):11–21.(DOI: 10.1056/NEJMoa1211801 / PMID: 23281973 / NCT00414713)
急性上部消化管出血で、Hb 7未満まで輸血を控える制限的戦略が、9未満で輸血する寛大な戦略より死亡を減らした一本。45日死亡は制限的5% vs 寛大9%(P=0.02)、再出血・有害事象も制限的で少なく、「出血したら早めに輸血」という発想を見直しました。
背景・CQ
出血時にどのHb値で輸血を始めるか(閾値)は議論があった。TRICC(重症患者)は制限的が良いと示したが、活動性出血例は除外されていた。
急性上部消化管出血で、制限的輸血は寛大な輸血より安全・有効か?
研究デザインの読み方(PICO)
重症の急性上部消化管出血(PUD 49%、静脈瘤 24%)
制限的(Hb<7で赤血球輸血、目標7〜9)
寛大(Hb<9で輸血、目標9〜11)
45日以内の全死亡
患者背景:921例(制限的461 / 寛大460)、スペイン単施設、非盲検。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。