精巣捻転の超音波所見「whirlpool sign」はどこまで使えるか ― 723例のメタ解析
McDowall J. 精巣捻転の超音波所見「whirlpool sign」はどこまで使えるか ― 723例のメタ解析(The Ultrasonographic "Whirlpool Sign" in Testicular Torsion: A Systematic Review and Meta-Analysis). Emerg Radiol 2018.(DOI: 10.1007/s10140-018-1579-x / PMID: 29335899)
とは、超音波検査で精索を評価したときに、精巣捻転の存在下で渦巻き状のパターンが認められることと定義される所見である。標準的な高解像度超音波(HRUS)やカラードプラ(CDS)で評価する。本研究はこの所見の妥当性と精度を、包括的な系統的文献レビューとメタ解析で評価したものである。PRISMAガイドラインに従い、BMJ Best Practice、Cochrane Library、Embase、PubMed、Scopus、Web of Science を2017年8月に検索した。組み入れは合計723例、1研究あたり平均72.3例(SD 71.9)。うち226例(31.3%)が精巣捻転と診断された。十分なデータのあった研究を統合した結果、WSの統合感度は 0.73(95%CI 0.65〜0.79)、統合特異度は 0.99(95%CI 0.92〜0.99)。新生児をすべて除外すると統合感度は 0.92(95%CI 0.70〜0.98)に上昇し、統合特異度は 0.99(0.95〜1.00)とほぼ変わらなかった。十分なデータのある全研究の推定要約効果は 4.34(95%CI 1.01〜7.67、n=394、p=0.001)。I²統計量は 88.27%(95%CI 68.60〜98.68%)と大きな異質性が示唆された。新生児を除くと推定要約効果は 5.32(95%CI 1.59〜9.05、n=375、p=0.001)に上昇した。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。