高コレステロール男性へのプラバスタチン一次予防(WOSCOPS)
Shepherd J. 高コレステロール男性へのプラバスタチン一次予防(WOSCOPS)(Prevention of Coronary Heart Disease with Pravastatin in Men with Hypercholesterolemia (WOSCOPS)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJM199511163332001 / PMID: 7566020)
4Sは既に心疾患のある患者(二次予防)でスタチンの有効性を示したが、"まだ発症していない人(一次予防)"での効果は未証明だった。WOSCOPSは6595例の高コレステロール男性(心筋梗塞既往なし)を、プラバスタチン vs プラセボに無作為化。非致死的心筋梗塞/冠動脈死を31%減(7.9→5.5%、NNT33)、総死亡も22%減らし、非心血管死は増やさなかった。まだ発症していない人にもスタチンが最初のイベントを防ぐことを初めて証明した、一次予防の原点となる記念碑(20年のレガシー効果も確認)。
背景・CQ
4S等により、既に冠動脈疾患のある患者(二次予防)でスタチンが死亡・イベントを減らすことは確立していた。しかし、まだ心血管イベントを起こしていない人(一次予防)で、スタチンが"最初の"イベントを防ぐかは未証明だった。また、当時は脂質低下薬の非心血管死(がん・事故等)増加の懸念も残っていた。高コレステロールだが心筋梗塞既往のない男性で、プラバスタチンが冠動脈イベントを減らすかを検証した。
心筋梗塞既往のない高コレステロール男性で、プラバスタチンは最初の冠動脈イベントを防ぐか?
研究デザイン(PICO)
45〜64歳、高コレステロール血症(平均総コレステロール272 mg/dL)で心筋梗塞既往のない男性 6595例(スコットランド西部)
プラバスタチン40 mg 1日1回(夕)
プラセボ(両群とも禁煙・食事指導)
主要=非致死的心筋梗塞または冠動脈疾患死の複合
方法:多施設・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験。平均追跡4.9年。1995年発表(試験登録制度確立前でNCT記載なし)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。