厳格な血糖管理(HbA1c<6%)は、かえって死亡を増やした
. 厳格な血糖管理(HbA1c<6%)は、かえって死亡を増やした(ACCORD). N Engl J Med 2008.(DOI: 10.1056/NEJMoa0802743 / PMID: 18539917)
高い心血管リスクをもつ2型糖尿病に、厳格な血糖管理(HbA1c<6%目標)vs 標準(7.0〜7.9%)を比較。 HbA1cは強化6.4% vs 標準7.5%。だが強化群で総死亡が22%増(HR 1.22)・心血管死35%増し、主要CVイベントは減らず、強化アームは早期中止。「下げれば下げるほど良い」を否定した警告の一本。
背景・CQ
疫学では高HbA1cほど心血管リスクが高い。では「正常域まで下げれば心血管イベントが減るか?」を確かめる必要があった。
CQ:HbA1c<6%を目指す厳格血糖は、高リスク2型DMの心血管イベントを減らすか?
研究デザイン(PICO)
2型糖尿病(HbA1c≥7.5%)で、心血管疾患あり、または複数のCVリスク(10,251例)
強化血糖(HbA1c<6.0%目標、薬剤自由)
標準血糖(HbA1c 7.0〜7.9%)
心血管死・非致死性MI・非致死性脳卒中の複合
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「厳格な血糖管理」の興亡 ― 13試験で読む、問いが置き換わるまで
血糖を正常に近づければ患者はよくなる。この直感は外来でもICUでも一度は支持され、2008〜2009年に両方で否定された。そして2015年以降、問いそのものが「どこまで下げるか」から「何で下げるか」へ置き換わる。DCCT…
総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。