低一回換気量(6 mL/kg)の肺保護換気がARDSの死亡を減らす
ARDS Network(Brower 他). 低一回換気量(6 mL/kg)の肺保護換気がARDSの死亡を減らす(ARDSNet(ARMA)). N Engl J Med 2000;342(18):1301-1308.(DOI: 10.1056/NEJM200005043421801 / PMID: 10793162)
ALI/ARDSで、一回換気量6 mL/kg(理想体重)・プラトー圧≤30の肺保護換気が、従来の12 mL/kgより院内死亡を31.0% vs 39.8%へ低下(P=0.007、NNT約11)。人工呼吸器離脱日数も増加。肺保護換気を標準治療にした礎の試験。
背景・CQ
従来ARDSでは正常CO₂を保つため大きな一回換気量(10〜15 mL/kg)が使われたが、過伸展による人工呼吸器関連肺傷害(VILI)が懸念された。
一回換気量を下げると、生存が改善するか?
研究デザイン(PICO)
ALI/ARDS(P/F≤300・両側陰影・左房圧上昇なし)で挿管・人工呼吸中(n=861)。
低一回換気量 6 mL/kg(理想体重)、プラトー圧≤30cmH₂O。
従来 12 mL/kg、プラトー圧≤50cmH₂O。
院内死亡(自宅退院・自発呼吸まで)/180日以内の死亡。
方法:無作為化・多施設(米10施設)。有効中止(早期)。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。