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会員限定人工呼吸(ARDS・ECMO)多施設・無作為化・対照試験Lancet読了 約4分

重症呼吸不全へのECMO紹介戦略(CESAR)

Peek GJ. 重症呼吸不全へのECMO紹介戦略(CESAR)(Conventional Ventilation vs ECMO for Severe Adult Respiratory Failure (CESAR)). Lancet.(DOI: 10.1016/S0140-6736(09)61069-2 / PMID: 19762075)

従来換気では救えない重症呼吸不全に、ECMOは有効か。CESARは180例を、ECMO可能施設への紹介 vs 従来管理継続に無作為化。6か月時点の"障害なし生存"は63% vs 47%(RR 0.69、P=0.03)と紹介群で改善。ただし紹介された患者の75%だけが実際にECMOを受け、対照群の換気法は標準化されていないという限界がある。H1N1パンデミックと相まって、現代のECMO活用の幕を開けた歴史的試験。英国試験でnct空欄(ISRCTN)。

Background

背景・CQ

重症の成人呼吸不全は、換気法の進歩後も高い死亡率を持つ。静脈-静脈ECMO(体外式膜型人工肺)は酸素化とCO2除去を肺の代わりに行い、より愛護的な換気を可能にするが、有効性の現代的なエビデンスは乏しかった。ECMO可能施設への紹介が、従来管理より障害なし生存を改善するかを検証した。

クリニカルクエスチョン

重症だが可逆的な成人呼吸不全で、ECMO可能施設への紹介戦略は従来管理より6か月の障害なし生存を改善するか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

重症だが可逆的な成人呼吸不全(Murrayスコア≥3.0 または pH<7.20)18–65歳 180例(英国)

I
Intervention ・ 介入

ECMO可能施設(Glenfield病院)への紹介・ECMO考慮(90例)

vs
C
Comparison ・ 対照

従来管理の継続(90例)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=6か月時点の"重症障害なし生存"(重症障害=寝たきり・自力で洗身/着替え不可)

方法:多施設・無作為化・対照試験(6か月評価者のみ盲検)。intention-to-treat解析。費用対効果も評価。英国NHS-HTA資金。試験登録はISRCTN47279827(ClinicalTrials.gov番号なし)。

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Column

ARDSの肺を、開くのか小さく使うのか ― 12試験が17年かけて出した答え

虚脱した肺胞を開いて使える肺を広げる。理屈は美しく、生理学的にも支持されていた。しかし高PEEPもリクルートメントも高頻度振動換気も、死亡を減らせなかった。ARTとOSCILLATEに至っては増やした。残ったのは2000…

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。