EMPEROR-Reduced:HFrEFへの“2剤目”のSGLT2阻害薬は効果を再現するか
Packer M, et al. Cardiovascular and Renal Outcomes with Empagliflozin in Heart Failure. N Engl J Med. 2020;383:1413–1424.(DOI:10.1056/NEJMoa2022190 / NCT03057977)
ダパグリフロジン(DAPA-HF)に続き、2剤目のSGLT2阻害薬エンパグリフロジンがHFrEFで主要評価項目を25%減(HR 0.75)。腎機能の低下も抑え、SGLT2阻害薬の“クラス効果”と、HFrEF治療の第4の柱を確かにした試験。
背景・CQ
DAPA-HFでダパグリフロジンがHFrEFの予後を改善したが、「別のSGLT2阻害薬でも同じか(クラス効果か)」「より重症でも効くか」「腎臓は?」が残された疑問。
HFrEFで、エンパグリフロジンは心血管死・HF入院を減らし、腎機能を守るか?
PICO
- P:症候性HFrEF・LVEF≤40%・NT-proBNP上昇。糖尿病不問。DAPA-HFより低EF・高NT-proBNPを要件にした、より重症の集団。N=3,730。
- I:エンパグリフロジン 10mg 1日1回+標準治療。
- C:プラセボ+標準治療(二重盲検)。
- O(主要):心血管死 または HF入院 の複合。追跡中央値16か月。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。