FIGARO-DKD試験:フィネレノンは「より早期のCKD」でも心血管イベントを減らすのか
― FIDELIOと対をなす、CKDスペクトラム早期側への拡大(非ステロイド型MRA)
Pitt B, Filippatos G, Agarwal R, et al. Cardiovascular Events with Finerenone in Kidney Disease and Type 2 Diabetes. N Engl J Med. 2021;385(24):2252–2263.(DOI: 10.1056/NEJMoa2110956 / PMID: 34449181 / NCT02545049)
より早期・軽症のCKDを含む糖尿病集団で、フィネレノンが心血管イベント(とくに心不全入院)を減らした一本。主要複合(心血管死・MI・脳卒中・心不全入院)をHR 0.87で減らし、効果は主に心不全入院の低下で説明された。腎主要評価のFIDELIOと対をなし、CKDスペクトラム全体でのフィネレノンの有用性を示した。
背景:なぜこの試験が必要だったのか
FIDELIO-DKDは進行CKD・高アルブミン尿で腎アウトカムを主目的にした試験でした。より早期のCKDでの心血管効果は未確認だったのです。
より早期・軽症寄りのCKDを含む糖尿病集団で、フィネレノンは心血管イベントを減らすか?
研究デザインの読み方(PICO)
2型糖尿病。ステージ2〜4 CKD+中等度アルブミン尿(UACR 30〜<300)、または ステージ1〜2 CKD+高度アルブミン尿(UACR 300〜5000)。RAS阻害薬を最大忍容量
フィネレノン +標準治療
プラセボ +標準治療
心血管複合(心血管死・非致死的MI・非致死的脳卒中・心不全入院=4点MACE)
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。