FINEARTS-HF:HFmrEF/HFpEFに、非ステロイドMRA(フィネレノン)は効くか
Solomon SD, et al. Finerenone in Heart Failure with Mildly Reduced or Preserved Ejection Fraction. N Engl J Med. 2024;391:1475–1485.(DOI:10.1056/NEJMoa2407107 / NCT04435626)
長く"治療が乏しい"とされたEF>40%の心不全(HFmrEF/HFpEF)に、非ステロイド型MRAフィネレノンが主要複合(CV死+worsening HFイベント)を16%減(RR 0.84)。SGLT2阻害薬に続く"2つ目の薬剤クラス"を加えた一方、CV死は単独で有意差なし、高カリウム血症はやや増加。
背景・CQ
HFmrEF/HFpEFは有効薬が長く乏しく、SGLT2阻害薬(EMPEROR-Preserved・DELIVER)で初めて明確に有効性が示された。ステロイド型MRA(TOPCAT=スピロノラクトン)は明確な成功に至らなかった。「非ステロイド型MRAなら効くか」が問い。
HFmrEF/HFpEFで、フィネレノンはCV死・worsening HFイベントを減らすか?
PICO
- P:LVEF≥40%(HFmrEF/HFpEF)・NYHA II–IV・NP上昇のHF。N=6,001。平均72歳・女性45%。
- I:フィネレノン(非ステロイドMRA、20→40mgへ漸増)+標準治療。
- C:プラセボ+標準治療(二重盲検)。
- O(主要):CV死 + 総worsening HFイベント(初回+再発のHF入院・緊急HF受診)の複合。追跡中央値 約2.6年。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。