Paper Cruxy
原著を開く
会員限定人工呼吸(HFNC・酸素療法)無作為化・多施設・非盲検N Engl J Med 2015読了 約4分

急性低酸素性呼吸不全に高流量鼻カニュラ酸素(HFNC)― 死亡を下げる

Frat(FLORALI Study Group/REVA). 急性低酸素性呼吸不全に高流量鼻カニュラ酸素(HFNC)― 死亡を下げる(FLORALI). N Engl J Med 2015;372(23):2185-2196.(DOI: 10.1056/NEJMoa1503326 / PMID: 25981908 / NCT01320384)

de novo急性低酸素性呼吸不全(多くは肺炎)で、高流量鼻カニュラ酸素(HFNC)/標準酸素/NIVを比較。挿管率は38% vs 47% vs 50%(P=0.18で主要評価は差なし)だが、90日死亡はHFNCが有意に低い(標準・NIVが不利:HR 2.01/2.50)。重症(P/F≤200)では挿管も減少。HFNCを第一選択に。

Background

背景・CQ

低酸素性呼吸不全の酸素投与法として、温・加湿した高流量を流すHFNCが登場。NIVはCOPD・心原性肺水腫では有効だが、de novo低酸素性呼吸不全での位置づけは不明だった。

クリニカルクエスチョン

HFNCは挿管を防ぐか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

非高CO₂のde novo急性低酸素性呼吸不全(n=310、主に肺炎)。

I
Intervention ・ 介入

HFNC(高流量鼻カニュラ酸素)。

vs
C
Comparison ・ 対照

標準酸素(フェイスマスク)/NIV(NIV合間はHFNC)。

O
Outcome ・ 評価項目

28日以内の挿管率。

方法:無作為化・多施設・非盲検(介入の性質上)。事前規定の挿管基準を使用。

この続きは、無料登録で読めます。

登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。

登録すると読める、この先の章
  1. 主な結果
  2. 臨床への落とし込み
  3. 結論
  4. 解釈と限界
  5. Editor's Note(解釈・使いどころ)

すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。

Column

ARDSの肺を、開くのか小さく使うのか ― 12試験が17年かけて出した答え

虚脱した肺胞を開いて使える肺を広げる。理屈は美しく、生理学的にも支持されていた。しかし高PEEPもリクルートメントも高頻度振動換気も、死亡を減らせなかった。ARTとOSCILLATEに至っては増やした。残ったのは2000…

総論を読む
この論文を含む17本を束ねた解説(プレミアム)/本記事の位置づけ:第四幕・挿管の前にできること

最後まで読める3本も。

どの論文も、冒頭の2章はこのまま読めます。登録なしで最後まで読める解説も3本あります。

無料で読める3本を見る

本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。