ISCHEMIAの長期追跡 ― 侵襲戦略は全死亡を変えず、心血管死は減るが非心血管死は増える ― ISCHEMIA-EXTEND
Hochman. ISCHEMIAの長期追跡 ― 侵襲戦略は全死亡を変えず、心血管死は減るが非心血管死は増える ― ISCHEMIA-EXTEND(Long-term Survival, Invasive vs Conservative (ISCHEMIA-EXTEND)). Circulation 2023;147(1):8-19.(DOI: 10.1161/CIRCULATIONAHA.122.062714 / PMID: 36335918 / NCT01471522)
ISCHEMIA(中等度〜高度虚血の安定CAD 5,179人)の長期追跡(中央値5.7年)。全死亡は侵襲戦略と保存戦略で差なし。ただし内訳は分かれ、心血管死は侵襲戦略で低い一方、非心血管死は侵襲戦略で高い(相殺して全死亡は同等)。長期でも「ルーチンの早期侵襲は生存を改善しない」を確認しつつ、心血管死の減少という新たな知見も示した観察的延長研究。
背景・CQ
ISCHEMIA本体(追跡中央値約3.2年)は主要複合に差を示さなかったが、早期は周術期MIで侵襲が不利・長期は自然MIが侵襲で少ないと曲線が分かれ、「もっと長く追えば生存差が出るのでは」と考えられた。
より長期では、初期侵襲戦略は死亡を減らすのか?
研究デザイン(PICO)
ISCHEMIA本体の生存参加者(中等度〜高度虚血の安定CAD、n=5,179に由来)。
初期侵襲戦略(造影+血行再建+OMT)。
初期保存戦略(OMT先行)。
長期の全死亡(および心血管死・非心血管死)。観察的延長(EXTEND)。
方法:ISCHEMIAの無作為化群を、観察研究として長期追跡(中間報告 中央値5.7年、最終は約10年を予定)。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。