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会員限定血糖管理前向き・無作為化・対照試験N Engl J Med読了 約4分

重症患者への強化インスリン療法(Leuven/Van den Berghe)

Van den Berghe G. 重症患者への強化インスリン療法(Leuven/Van den Berghe)(Intensive Insulin Therapy in Critically Ill Patients (Leuven)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa011300 / PMID: 11794168)

重症患者の高血糖は"適応"か"害"か。Van den Bergheらは外科ICUの1548例を、強化インスリン(血糖80-110 mg/dLに厳格管理)vs 従来(180-200)に無作為化。ICU死亡が8.0%→4.6%へ半減(P<0.04)、感染・急性腎不全・輸血も減った。世界を"厳格血糖管理"へ動かした画期的試験。しかし単施設・高栄養負荷という特殊性があり、後のNICE-SUGARで"厳格管理はむしろ有害"と覆される——EBMの栄光と転落を象徴する原点。2001年・登録制度前でnct空欄。

Background

背景・CQ

重症患者は糖尿病がなくても高血糖・インスリン抵抗性を呈する。従来は血糖180-200程度まで許容していた(軽度高血糖は無害という前提)。血糖を正常域(80-110)に厳格管理する強化インスリン療法が転帰を改善するかを検証した。

クリニカルクエスチョン

外科ICUの重症患者で、血糖を80–110 mg/dLに厳格管理する強化インスリン療法は、従来の緩やかな管理より死亡や合併症を減らすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

人工呼吸を要する外科ICU入室成人 1548例(単施設、約60%が心臓外科術後)

I
Intervention ・ 介入

強化インスリン療法(血糖>110でインスリン開始、80–110 mg/dLに維持)

vs
C
Comparison ・ 対照

従来治療(血糖>215でインスリン開始、180–200に維持)

O
Outcome ・ 評価項目

主要=ICU死亡。副次=院内死亡・臓器障害・感染・多発神経症など

方法:前向き・無作為化・対照試験(アウトカム評価者は盲検)。入室日は全例にIV糖200–300g、翌日以降は経腸/経静脈栄養で高カロリーを目指した。単施設。2001年・登録制度前でnct空欄。

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Column

「厳格な血糖管理」の興亡 ― 13試験で読む、問いが置き換わるまで

血糖を正常に近づければ患者はよくなる。この直感は外来でもICUでも一度は支持され、2008〜2009年に両方で否定された。そして2015年以降、問いそのものが「どこまで下げるか」から「何で下げるか」へ置き換わる。DCCT…

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。