左主幹部でPCIはCABGに非劣性を示せず、5年MACCEはCABG優位 ― NOBLE(EXCELと逆の結論)
Mäkikallio. 左主幹部でPCIはCABGに非劣性を示せず、5年MACCEはCABG優位 ― NOBLE(EXCELと逆の結論)(PCI vs CABG for Left Main Disease (NOBLE)). Lancet 2016;388(10061):2743-2752.(DOI: 10.1016/S0140-6736(16)32052-9 / PMID: 27810312 / NCT01496651)
保護されていない左主幹部病変1,201人で、PCI(biolimus溶出ステント主体)vs CABGを比較。5年のMACCE(全死亡・非手技MI・再血行再建・脳卒中)はPCI 28% vs CABG 19%、HR 1.58で非劣性を満たせず、CABGが優位。全死亡は同等だが、非手技MIと再血行再建はPCIで多い。同時期のEXCEL(PCI非劣性)と逆の結論で、左主幹部の治療選択を難しくした試験。
背景・CQ
左主幹部病変はCABGが標準だが、薬剤溶出ステントの進歩でPCIが対抗馬に。(EXCELと同時期に、別のステント・別のエンドポイントで検証)
左主幹部病変で、PCIはCABGに非劣性か?
研究デザイン(PICO)
保護されていない左主幹部病変で血行再建を要する患者(n=1,201、北欧9か国36施設)。安定/不安定狭心症・NSTEMIを含む。
PCI(主にbiolimus溶出ステント BioMatrix Flex、初期10%はCypher)(598例)。
CABG(603例)。
MACCE=全死亡・非手技(自然)MI・再血行再建・脳卒中の複合。非劣性マージン:HRの95%CI上限<1.35。
方法:無作為化・非盲検・多施設・非劣性。主要評価は当初2年→イベント率が低く中央値3年へ変更、5年まで更新。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。