ICU外の患者では、バランス晶質液は入院日数を変えないが腎イベントは減らす(SALT-ED)
. ICU外の患者では、バランス晶質液は入院日数を変えないが腎イベントは減らす(SALT-ED)(Balanced Crystalloids versus Saline in Noncritically Ill Adults (SALT-ED)). N Engl J Med 2018;378(9):819-828.(DOI: 10.1056/NEJMoa1711586 / PMID: 29485926 / NCT02614040)
輸液の議論はICUに偏りがちですが、点滴を受ける患者の多くはICUの外にいます。SALT-EDは救急外来で輸液を受けICU以外に入院した13,347例を対象に、主要評価の入院回避日数は差なし、しかし30日の主要腎有害イベントは4.7%対5.6%で有意に少ないと示しました。
背景・CQ
バランス晶質液と生理食塩水の比較は、とくにICU外で治療される患者において不確実だった。
CQ:ICU外で治療される成人において、バランス晶質液は生理食塩水より転帰を改善するか?
研究デザイン(PICO)
救急外来で静脈内晶質液の投与を受け、その後ICU以外の病棟に入院した成人 13,347例(単施設)
バランス晶質液(乳酸リンゲル液またはPlasma-Lyte A)
生理食塩水
主要評価=入院回避日数(28日目までに生存退院した日数)
方法:単施設・実用的・多重クロスオーバー試験。救急外来で投与する晶質液の種類を暦月ごとに割り付け、16か月にわたり毎月バランス晶質液と生食を入れ替えた。救急外来での晶質液投与量は中央値1079 mL、88.3%の患者が割り付けられた晶質液のみを受けた。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。